田舎から上京した2人の幼なじみ大学生の話

Marketing Labo Japanの4年生のニュートラルです。

ボクは地元から上京してきて、大学近くで1人暮らしをしています。
家の近くにはボクの幼なじみも住んでいて、彼は保育所から小中高、大学も一緒です。

今回の記事は、そんな彼に向けて書いた記事であり、書いてあるのは本当の気持ちです。

彼とボクの地元は北海道。人口8000人の小さな町で生まれました。
この町はみんな顔見知りで、車が通りすがっただけで誰の車かがわかるほどです。
彼とは習い事や部活も一緒、学力も町の中では高く、東京の同じ大学に入学することになりました。

小学校の文集に「東京に行きたい」と書いていたボクは、
「絶対にここで成長してやる!」
「東京で大きなことをしてみたい!」
と、東京での生活に夢を描いていました。

幼なじみの彼にも夢があって、
「東京で学んだことを使って、地元を活性化させる!」
といつも言っていました。

これをやりたい!とハッキリ言える幼なじみはとても刺激的で、
ボクも一層頑張るぞ!という気持ちになりました。

スマホの写真フォルダを見直すと、
彼と上京初日に新宿に行って、パノラマ画像を撮っている画像が出てきました。
田舎者丸出しですね笑

授業が同じだったので、初めの頃はよく二人で作戦会議をしていました。
「大学でどうやって学んでやろうか?」
「面白い同級生や先輩に会った?」
そんなシェアを良くしていました。

しかし、いつの頃からか、彼とボクの間にはひずみが生まれ始めてきました。

授業で会っていた彼が、段々と授業に遅刻するようになり、
次第にめったに来なくなってしまいました。
久々に会うと、どうもお金にも困っているようで、
バイトに時間を使うようになっていました。

彼に、「おい!最近どうした?なんかお前最近調子悪くね?」と言うと、

「いや、そんなことないよ!むしろ大学楽しい!最高!」と返ってきました。

おい、おい。どうした…
東京で成長しよう!夢を叶えよう!
って言ってたじゃん…
授業も出ないし、何かにハマってお金が無くなってるし、

あんなに一生懸命頑張って勉強して、
地元の人から反対されても押し切って、
せっかく東京に来たのに、毎日バイトなんて…
絶対最高じゃないでしょ。

ボクは彼を何度も変えようとしました。

ボク自身は大学に入ってから、
成長するんじゃないかと思えることには何度も挑戦してみました。

社会で活躍できるカッコいい大人になりたくて、
東大の研究室発のベンチャー企業に乗り込んで交渉しに行ったり、
ドローン開発で出資してもらうべく、イケてる先輩に紹介してもらって銀行の元役員に直談判しにいったり。
理系でも英語くらいできなきゃと思って、学校のプログラムで留学もしてみたり。

沢山のチャンスをボク自身も作れるようになったので、
彼にそれを勧めてみると…

「俺は、普通に卒業できればいいや。」

いやいや!そんなこと言うなよ!
大きくなって、地元を盛り上げたいって言ってたじゃん!

「今が楽しいから、それで十分なんだよね」

何度も変えようとしたけど、彼は結局留年を重ね、
今年の途中で中退した。

今ボクは連絡を取れなくなってしまったけれど、
彼は地元に戻って半引きこもりの生活をしているらしいとボクの母から聞きました。

ちょうど最近、先輩にこれを相談した。
なんで彼はこうなってしまったのか、、、

「彼は、大学の空気に飲まれてしまった。」

えぇ…
先輩曰く…
彼は飲みサーにハマってしまった。
これは確かに大学に沢山いて、the大学生。

彼は最初はたしかにやる気があったけど、
みんなが授業を受けず、
サークルへ飲みに行く生活に流されていったのでした。
だから少しずつお金が無くなっていき、
飲み会のためにバイト、バイトのために授業に来なくなる、となってしまったのです。

みんなやってないから、俺もやらなくて良いよね。
そうやってボクと同じように18年間一緒に過ごした彼の面影は見る影もなく、
彼とボクとの距離はどんどん開いていった。
ボクは無力で、何も出来なかった。変えられなかった。

この3年間でわかったことは、
自分の強い意思がない人は大学で何をしようとも
チャンスをつかめないということだ。
強い意思があるかが分かれ道。

ボクがいくら救おうとしても救えなかった。
自分がこうなるんだ!という強い思いがあれば、
どこでどんなことをしていようと、きっと道を切り拓いていけるだろう。

東京で適当に過ごして、
仮染めの刺激を追って、
そして、何もない日は家で1日中YouTubeを見て終わる。

そんなボクの幼なじみのような、大学生活は過ごして欲しくない!
それが、この記事でボクが伝えたいこと。

東京での大学生活。
せっかくなら、色々なことにチャレンジして過ごそう!

P.S.
ボクは、何に挑戦してもいいと思います。
この団体では、理系学生が中々簡単には学べない、
マーケティングという社会でビジネスを通して活躍したい人に向けた活動を行っています。

なので、TOEIC、プログラミング、バイトと比較して
多くの人が挑戦する価値があると思っています。
取っ掛かりとして大学で何しようという方はご連絡ください。

ー マーケティングで、人生を物語に。ー
理系×マーケティングサークル
「Marketing Labo Japan」

この記事を書いた人

Marketing Labo Japan 編集部